作品
C-D14

The Caridina Pavilion

音声ガイド / うた

中国語
客家語(ハッカゴ)
素朴で自然豊かな大茅埔(台中)に位置する分水路の穿龍圳は、汚染されていない水でしか生きられない希少なヒメヌマエビを育んでいる。そんな場所のイメージを膨らませた作品《The Caridina Pavilion》は、かつて集落の農業用道路の敷板だった石板を組み合わせるなどして、自然素材を多用している。見晴らしの良いスポットとして知られる水路沿いの小さな果樹園に、控えめのあずまやを創ることで、地域住民が散策する際の小さな休憩場所を提供している。水路と暮らしにより密接な繋がりをもたらすための作品となった。

Megaweaving Designの共同設立者であるシャオ・ヨウジーは、2008年末より、Mega-weaveの理念を実践すべく、横断的な資源統合を通じて、あらゆるヒト・コト・モノを結びつけ、社会発展の余剰資源を需要側の養分へ変換することを試みている。デザインの力が社会変革の活力と原動力となるよう、アートプロジェクト・クリエーション・非営利活動・キュレーション・コミュニティ運営といった多くの分野で活躍する傍ら、国立師範大学建築学部でアシスタントプロフェッサーとしても教鞭をとっている。

作品位置

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